道の駅「道志」から山中湖までかかる時間は? 〜 Part I

山伏峠の女そんなわけで、山中湖に行ってきた。山中湖に行くのは二度目。但し、山中湖に行こうとしたのは3度目。

そう、一度目は「暗闇峠の恐怖」を味わうことになった強行軍だった。そのときは結局山中湖を見ることはなかった。道志みちにいたるまでの車道走行と、そしてもちろん道志みちのアップダウンで彼女の足が完全に終わっていたらしいのも計算外だった。

あ、もちろんこの日の強行プランニングをしてしまった自分に責任のすべてがあることは認識してる。

この一度目の失敗を踏まえて、それでも山中湖に行きたいと願うぼくらが採ったオルタナティブ大月駅まで輪行して、そこから道坂峠(1000m超)を超えて道志みちに入り、さらに山伏峠(1000m超)を超えて山中湖に到達するというもの。こちらのプランでは都留市からの道坂峠のあまりのきつさ(当社比 No.1^^)に参ってしまったものの、無事に山中湖に到達。

あるいは彼女はこれで満足していたかもしれない。おしゃれなランチもしたしね。

しかし、だ。「自転車乗り」というアブノーマル・ワールドに片足を突っ込んでるぼくが、そんな程度で満足するわけもない。ぼくはずっと道志みちを走って山中湖まで自走するチャンスを狙い続けてた。

「仕事がきついから長距離はいやだ」と言った彼女と大いに喧嘩しつつ、毎週日曜日のパレサイで基礎トレーニングを続けたのも「いつかは道志みちから山中湖」という気持ちで支えられていた意味もある(ああ、それから千葉県で置き去りにされた経験も影響している)。

そして今回、再度の凄い喧嘩に心の中で備えつつ提案してみた。「なあ、道志みちから山中湖に行かないか」。

それを受けた彼女。思いの外、軽く同意。実は「自走で行く」ということが浮かばなかったらしい。また大月あたりからの輪行を考えていたらしい。いや、違うんだなあ。大月から行くのでは「道志みちを行く」とは表現しない(笑)。同意してしばらくしてから「自走で行くのだ」ということを理解して、彼女はちょっと呆然としていたな(大笑)。

そんなこんなで今回は午前6時に出発(日没で引き返したときは午前9時出発という阿呆なプランだった)。彼女の方もここしばらくの「パレサイ特訓」が効果を上げたのか、ケイデンス90rpm程度でくるくる回す。「ねえ、足が疲れないんだけど!」。

まあ疲れにくくなったのは本当だと思う。最初に二人ででかけたときは結構疲れた聖蹟桜ヶ丘までの30km、「もうついちゃったの?」ってほど軽々と到達したからね。しかし嬉しそうに語る彼女は、まだその段階では道志みちのアップダウンも山伏峠も経験してはいなかった。

Part II に続く。

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