「いやね。昔、競輪選手になりたくてねえ」。
話しかけてもらったのが二度目の正丸駅駅員の方がおっしゃってた。前はもっと遅い時間に駅に到着すると「こんな時間から走るの?」なんて言われたんだよな。
今日は「二人で走れるなんて良いね」と言われ、そしてペコリコンなぼくを察してか「飴、食べる?」と。「じいさんの食べる飴で申し訳ないねえ」と言いつつくれたのは黒糖飴。お〜、自転車乗りにとって完璧飴じゃん(笑)。
「ずいぶん細いタイヤだね」と 20c のぼくのタイヤを見ながら呟いた彼。きっとホンモノの彼には、いろんな思いがあるんだろうなあ。
ありがたく黒糖飴を舐めながら峠を登り始めた私ではありました。