銀嶺の覇者、ではない『銀輪の覇者』(ロードレース小説)

私の世代だと「〜の覇者」と言うと Rainbow の「銀嶺の覇者」(man on the silver mountain)。

自転車ブログに書くのは『銀輪の覇者』(斎藤純)。第二次大戦直前の日本ロードレースを描く小説。プロットは別にどうということもないんだけれど、自転車レースのことは(やや極端に)わりと書けているのかな。自転車好きで、ロードレースをテレビででも見たことのある人は楽しめると思う。

人間模様がごちゃごちゃしていて、それぞれが書き込まれているわけじゃないからイラッとする人も多いとは思うんだけど、「まあそういう時代だし」という時代設定にしているのは良しって感じかな。

銀輪の覇者 上 (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1) (ハヤカワ文庫 JA サ 8-1)
斎藤 純
早川書房
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おすすめ度の平均: 4.5
5 斎藤純の最高傑作
5 本物の自転車レースの小説
3 面白いんだけど
5 2005年版このミス 5位
4 サイクルロードレースをテーマにした本格的な冒険小説

ちなみに「銀嶺の覇者」のギターは「いかにもリッチー・ブラックモア」で、当時のギター小僧はたいていコピーした^^。