峠、未体験者におすすめする峠は…

hill climbingはてなハイクでそんな話題が出てたんだけど、個人的には(さほど経験があるわけでもないけれど)正丸峠

この峠、知名度は高いみたいだけど、すっごくラクチン(正丸駅側からのアプローチ)。距離も 4km くらいだっけな。誰かと一緒に行って、よしんば押すことになっても上でさほど人を待たせずに済む。経験者にとっちゃらくちんな峠だから、自分が遅くても経験者には3往復くらいしてもらえばいい(笑)。

で、とくにおすすめする理由はこれが「峠らしい峠」だから。ヤビツのようにでーんと真っ直ぐな登りが民家をかすめてあるのは、個人的に「峠」じゃない^^。峠ってのはやっぱ片方が山で片方が谷みたいなところをウネウネと作られていて欲しい。「おお、異世界」という感動があるじゃないですか。

さらにアプローチも非常に簡単で、正丸駅まで輪行で行っちゃえばあっという間に峠道に入る。反対側に下りると飯能駅まで少々距離があるけれど平坦(下り基調かな)なのも嬉しい。それも駄目だって人はまた正丸側に下りてもいい。

lunch at a pass (okumura-chaya)さらにさらに頂上にはしっかりした「峠の茶屋」があって、これまた満足感を高めてくれる。トイレやなんかの用もそうだし、それに「峠の茶屋」ってのはなんか心に響く^^。

基本的にネギが食えないぼくも、「峠の茶屋」に心打たれて正丸丼なんてのを食べちゃいましたよ^^。

先にも書いたように、反対側に下りると飯能までは多少距離がある。だけどしばらくは峠道で楽しいし、ちょっと時間に余裕があるなら名栗湖なんかを経由してもいい。ここは実はあまり面白くないんだけど(笑)、名栗湖にたどり着く直前に結構な坂があって「ほえ〜、こんな道もあるんだ〜」と感心できる^^。

さらには飯能までたどり着けば食事どころにも困らないし、そこでビールを飲んで輪行で帰るのもらくちん。

もしかして「正丸だけじゃあ物足りないなあ」と思えば、正丸峠を反対側に下りて名栗方面に向かう途中、左折すれば「天目指峠」って峠にも行ける。これまた峠らしい峠でむちゃくちゃ楽しい。但し峠難度とすると正丸よりはかなり厳しいので覚悟は必要かな。

まあ辛くて押すことになっても、天目指からさらに反対側に下りれば吾野駅がすぐだから、これまた帰りには困らない。さらにさらに足が余るというのなら、天目指を下りる途中にある「子の権現こちら」の看板に従って子の権現に行けばいい。有名な激坂とは反対側からのアプローチになるけれど、それでも十分に楽しい(やはり正丸よりはかなり難度が高い)。

子の権現に登ったあと、登った方に下りればやはり吾野だか西吾野だかの駅にすぐ出るし、反対側に下りれば飯能にたどり着ける。

ぼくたちは峠に行くとき「アタック」じゃなくて「ポタリング」になるんだけど、この峠ポタリングを知らなければここまで自転車にはまらなかっただろうなあ。

尚、「登った!」という満足感で言うなら正丸峠の隣にある刈場坂の方がおすすめ。但しこちらは距離は 6km で勾配もきつい。顔振峠まで行って駅に下りれば交通も便利なんだけど、耐性のない人はもしかすると山が嫌いになっちゃうかもしれない(ぼくたちの初峠はここだった)。なので正丸で様子見ってのが一般的かなあと。

様子を見てはまると「正丸+天目指+子の権現のコラボだ〜。そして帰りは青梅経由多摩サイ(これも峠越えがある^^)だな」とか言うようになることと思いますです^^。

楽しい峠の世界にようこそ(^〜^)。

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